2019年6月20日木曜日

アクア。水槽連結パイプのエア抜き加工。その1

過去記事で、メイン水槽と45cm水槽をエーハイムの給水パイプ2つを使って連結したうえで、水作のスペースパワーフィルターMを使い、45cm水槽から60cmメイン水槽に水を送っていると書きました。
給水パイプによるサイフォンの原理とスペースパワーフィルターにより水を循環させています。


この給水パイプに少しづつですが、エアーが溜まってしまいます。少しだけ溜まっているぶんには問題なくサイフォンの原理が効いていて、水は循環しますが、溜まり過ぎてしまうとサイフォンブレイクが発生して、サイフォンの原理が効かずに給水パイプに水が流れず、水の循環が止まってしまいます。

しかし、スペースパワーフィルターは、45cm水槽からメイン水槽に水を送り続けてしまいますので、暫くするとメイン水槽から水が溢れる事態となってしまいます。
この事態の発生を未然に防止するため、エアーの溜まり具合を常にウオッチして、ある程度溜まったらエアーを抜く必要があります。
これが何気に結構面倒だったりします。

この面倒なエアー抜きの作業を自動でやってもらう加工をします。
因みに2本ある給水パイプの内の1本は、既にこの加工を施していますので、今回はもう1本の方も加工するという事になります。
加工にあたって必要となる材料は以下です。

・プラジョイント
・エアチューブ
・バスコーク 水槽用・・・・プラジョイントと給水パイプに取り付ける際の接着剤

加工概要は以下です。

・プラジョイントを給水パイプの頂点部分に刺す
・エアーチューブをプラジョイントに繋げ、エアーチューブのもう一方の端を外部フィルターからの排水パイプに接続する

まあ、簡単に説明するとこれだけなんですが、1本目の加工をした際には、なかなかエアーが抜けず四苦八苦しました。
その経験から、加工にあたってのポイントは、3つあると言えます。

プラジョイントの一方を短くカットし、給水パイプに刺した際に、パイプ内側にプラジョイントが出っ張らないようにする。
出来るだけエアーの溜まりが少ない内に、エアーを排出するためです。出っ張ってしまうと、出っ張っりの分だけエアーが溜まってしまいます。

外部フィルターの排水パイプ側に接続するエアーチューブの先端を斜めにカットする。
カットしたうえで、カット面を排水パイプの出口側に向ける。
イメージは以下です。


ネットでエアー抜きの情報を漁っていた際に書かれていました。
実際にカットしない場合やカット面の向きで、エアーを抜き取るパワーが全然異なります。なぜだろう?

外部フィルターから排水される水の勢いを強くして、さらに排水パイプの流れの早いところにエアーチューブを刺す。


アスピレーターの原理を使ったベンチュリ効果らしいです。経が小さいところを流れる時に流速が高まります。サイフォンの原理と言い、アクアは結構科学です。

写真ではわかりませんが、排水の流速を早めるために、塩ビパーツ接続用のVP13パイプをバスコークで埋めてストロー3本で貫通させると言った適当感丸出しの加工をしてます。


今回の2本目の給水パイプのエアー抜き加工に合わせ、こちらももう少しまともな加工をしてみたいと思います。
これは、既に1本エアー抜きしている状況で、ベンチュリ効果が、2本目のエアー抜きにも対応できる余力あるかどうか不安でというのもあり、しっかりと水の流速を高めたいという考えもあるからです。

解説はこのくらいにしまして、次回は実際の加工に入ります。

2 件のコメント:

  1. 初めまして、こんにちは、

    参考になれば、
    検索してご存知かも知れませんが、
    自作ベンチュリが分かりやすく
    解説されているブログ、
    こちら、
    https://blog.goo.ne.jp/mizuwarabi/e/765ebe09eab73a4b4eb656e7fa65941f

    私ももっと簡易的な作りで自作しましたが、
    手間と理屈的には納得として、
    知識的な価値を感じます。

    他にもお伝えしたい事がございまして、
    今後コメントさせて頂きたく、
    宜しくお願い申し上げます。

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  2. コメントありがとうございます。
    教えていただいたブログはこれまで見た事はありませんでした。

    ものづくりする際は、かなり検索して調べてから臨む方ですが、なぜ検索で引っかからなかったのか不思議なくらい充実した中身ですね。

    これからも参考にさせて頂きます。
    今後のコメントも是非宜しくお願いします。

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